司法試験 短答式 2025 民法 第33問

相続人及び相続分に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.33])
  1. 共同相続人の一人は、自己の相続分を他の共同相続人以外の第三者に譲渡することができない。
  2. 遺産に属する不動産につき、遺産の分割により所有権を取得した相続人は、法定相続分を超える部分については、登記を備えなければ、遺産の分割後に現れた第三者に対抗することができない。
  3. 被相続人Aの子Bが廃除によって相続権を失った場合において、Bの子CがAの直系卑属であるときは、Cは、Bを代襲して相続人となる。
  4. 共同相続人のうち自己の相続分の全部を他の共同相続人に譲渡した者は、遺産の分割を求めることができない。
  5. 被相続人の配偶者及び父母が相続人であるときは、父母の相続分は、各4分の1となる。
  1. 1 ア イ
  2. 2 ア オ
  3. 3 イ エ
  4. 4 ウ エ
  5. 5 ウ オ

正答 2(配点 2)

参考

正解は2(誤りはア・オ)。ア:相続分は、他の共同相続人以外の第三者に対しても譲渡することができる(民法905条はこれを前提とする)から、「譲渡することができない」とするのは誤り。オ:配偶者と直系尊属が相続人であるときは、配偶者の相続分が3分の2、直系尊属の相続分が3分の1であり(民法900条2号)、父母2人のときの各自の相続分は6分の1となるから、「各4分の1」とするのは誤り。イ・ウ・エは正しい。

自作の解説(相続人・相続分に関する規定に基づく)

関連条文

出典 法務省 令和7年司法試験 短答式試験 問題集[民法]第33問/民法の正解及び配点 https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00267.html