解説
二項係数 (kn)(n 個から k 個を選ぶ組み合わせの数)を、k=0 から k=n まで足し合わせます。答えはいつもきれいに 2n になります。パスカルの三角形でいえば、第 n 行を横に足した値です。
(0n)+(1n)+⋯+(nn)=2n - n — 0 以上の整数
- 和 — 二項係数をすべて足した値
- 2n — 比べるために並べて表示します。理論どおりなら 2 つは一致します
なぜ 2n になるのかは、部分集合を 2 通りに数えると分かります。n 個のものから部分集合を作るとき、左辺は「ちょうど k 個選ぶ場合の数」を k ごとに数えて合計しています。一方の右辺は「各要素を入れるか入れないかの 2 択を n 回繰り返す」と数えています。同じものを別のやり方で数えているので、値は一致します。
例
n=10 とします。パスカルの三角形の第 10 行は
1, 10, 45, 120, 210, 252, 210, 120, 45, 10, 1 です。これを全部足すと 1024 になり、210=1024 と一致します。
注意
- n は 0 以上の整数です。n=0 のときの和は (00)=1 で、20=1 と一致します
- この等式は、二項定理 (1+x)n=∑k(kn)xk に x=1 を代入したものです
- 各行は左右対称です。(kn)=(n−kn) が成り立つためで、上の並びも中央の 252 を軸に対称になっています
- この電卓は n≤53 までです。倍精度で整数を厳密に扱えるのは 253 までで、それを超えると和と 2n が別の数として表示されてしまうためです。もっと大きい n の 2n は、累乗の電卓で求められます