解説
確率 p で起きることを n 回試したとき、ちょうど r 回起きる確率です。
P(X=r)=nCrpr(1−p)n−r 式は 3 つの部分でできています。
- pr — 成功が r 回起きる確率
- (1−p)n−r — 残りの n−r 回が失敗する確率
- nCr — その成功が n 回のうちどこで起きるかの選び方の数
例
コインを 10 回投げて、表がちょうど 3 回出る確率を求めます(n=10、r=3、p=0.5)。
P(X=3)=10C3×0.53×0.57=120×10241=0.1171875 およそ 11.7% です。
使える条件
二項分布が使えるのは、次の 4 つがすべて成り立つときだけです。
- 試行の回数 n が決まっている
- 各試行の結果は成功か失敗の 2 つだけ
- 成功の確率 p が毎回同じ
- 各試行が独立(前の結果が次に影響しない)
くじを 引いて戻さない 場合は、確率が毎回変わるので二項分布ではありません(超幾何分布になります)。
使いどころ
コイン投げ、不良品の個数、打率、アンケートの賛成人数など。n が大きくなると正規分布で近似できるようになります。