二項分布の平均と分散の求め方

確率 p で起きることを n 回試すとき、起きる回数の平均は np、分散は np(1−p) です。標準偏差はその平方根で、結果がどれくらいばらつくかを表します。

確率 pp で起きることを nn 回試すとき、起きる回数 XX の平均と分散です。

E[X]=npV[X]=np(1p)σ=np(1p)E[X] = np \qquad V[X] = np(1-p) \qquad \sigma = \sqrt{np(1-p)}

平均は直感どおりで、100 回投げて表が出る確率が 0.5 なら、平均 50 回です。分散はそこからどれくらいばらつくかを表します。

コインを 100 回投げます(n=100n = 100p=0.5p = 0.5)。

E[X]=100×0.5=50E[X] = 100 \times 0.5 = 50
V[X]=100×0.5×0.5=25σ=25=5V[X] = 100 \times 0.5 \times 0.5 = 25 \qquad \sigma = \sqrt{25} = 5

平均 50 回、標準偏差 5 回です。

nn が大きいので正規分布で近似できます。表の回数はおよそ 95% の確率で 50±2σ50 \pm 2\sigma、つまり 40 回から 60 回のあいだ に収まります。

70 回も表が出たら、平均から標準偏差 4 つ分。そんなコインは疑ってよい、という判断ができます。

分散が最大になるのは

p(1p)p(1-p)p=0.5p = 0.5 のとき最大の 0.25 になります。つまり 五分五分のときがいちばんばらつく ということです。

pp が 0 や 1 に近ければ結果はほぼ決まっているので、ばらつきは小さくなります。