平行板コンデンサの静電容量の求め方

静電容量を ε₀ × 比誘電率 × 面積 ÷ 極板間の距離 で求めます。極板を広くするか、距離を縮めるほど大きくなります。

コンデンサは、向かい合った 2 枚の金属板に電荷をためる部品です。どれだけためられるかを表すのが静電容量です。

C=ε0εrSdC = \varepsilon_0 \varepsilon_r \dfrac{S}{d}

面積が広いほど、距離が近いほど大きくなります。 電荷が向かい合って引き合うので、近いほど多くためられるからです。

10 cm × 10 cm(100 cm²)の板を 1 mm 離し、間は空気(比誘電率はほぼ 1)とします。

C=8.854×1012×0.010.001=8.85×1011 F=88.5 pFC = 8.854 \times 10^{-12} \times \dfrac{0.01}{0.001} = 8.85 \times 10^{-11}\ \text{F} = 88.5\ \text{pF}

手のひらほどの板を使っても、たった 88 pF です。ピコは 1 兆分の 1。実用的なコンデンサが 1 μF(この 1 万倍以上)もあるのは、薄い誘電体フィルムを何メートルも巻き込んで、距離を極限まで縮めつつ面積を稼いでいるからです。

誘電体を挟むと増える

極板の間に絶縁体(誘電体)を挟むと、容量は比誘電率の倍だけ増えます。

注意

距離を縮めれば容量は増えますが、電圧をかけたときに絶縁が破れやすくなります。コンデンサに「耐圧」の表示があるのはこのためです。容量と耐圧は、つねに引き換えの関係にあります。