解説
複数のコンデンサをつないだときの、全体としての静電容量です。抵抗とはちょうど逆になります。
並列:C=C1+C2+⋯ 直列:C1=C11+C21+⋯ 抵抗は直列で足し算、並列で逆数の和でした。コンデンサはその反対です。
例
10 μF、20 μF、30 μF の 3 つをつなぎます。
直列 なら
C1=101+201+301=6011C=1160=5.45 μF いちばん小さい 10 μF より、さらに小さくなりました。
並列 なら 10+20+30=60 μF です。
なぜ抵抗と逆になるのか
平行板コンデンサの式 C=εdS に立ち返ると、はっきりします。
- 並列につなぐ — 極板の 面積が増える のと同じこと。S が増えるので容量も増える
- 直列につなぐ — 極板間の 距離が伸びる のと同じこと。d が増えるので容量は減る
直列にすると容量が減るのは、損をしているようですが、耐圧が上がる という利点があります。電圧が各コンデンサに分かれてかかるからです。
使いどころ
- 並列 — 容量を稼ぎたいとき(電源の平滑用など)
- 直列 — 高い電圧に耐えさせたいとき