共分散を Σ(x − x̄)(y − ȳ) ÷ 個数 で求めます。正なら「x が大きいとき y も大きい」、負なら逆向きの関係です。x と y は同じ個数だけ並べます。
解説
共分散は、2 つの変数が 一緒に動くかどうか を表す値です。x の偏差と y の偏差をかけて、平均をとります。
sxy=n1i=1∑n(xi−xˉ)(yi−yˉ) 符号に意味があります。
- 正 — x が大きいとき y も大きい(同じ向きに動く)
- 負 — x が大きいとき y は小さい(逆向きに動く)
- 0 に近い — はっきりした関係がない
例
x が 1, 2, 3, 4, 5、y が 2, 4, 5, 4, 5 のとき、xˉ=3、yˉ=4 です。偏差の積を並べます。
- (1−3)(2−4)=(−2)(−2)=4
- (2−3)(4−4)=(−1)(0)=0
- (3−3)(5−4)=(0)(1)=0
- (4−3)(4−4)=(1)(0)=0
- (5−3)(5−4)=(2)(1)=2
sxy=54+0+0+0+2=56=1.2 正の値なので、x が増えると y も増える傾向があります。
注意
共分散の 大きさ には意味がありません。単位が x と y の積になるので、cm を mm に変えただけで値が 10 倍になってしまいます。
「関係の強さ」を測りたいなら、共分散を両者の標準偏差で割って単位を消した 相関係数 を使ってください。共分散は相関係数を作るための材料だと考えるのが実用的です。