解説
容積率(ようせきりつ)は、敷地の広さに対する延べ床面積(各階の床面積の合計)の割合です。建蔽率が「どれだけ広がれるか」を決めるのに対して、容積率は「どれだけ積み上げられるか」を決めます。その土地にどれくらいの人と活動を集めるか、という都市計画の考えが、そのまま数字になったものです。
容積率=敷地面積延べ床面積×100 (%) - 延べ床面積 — 各階の床面積を全部足したものです。
- 敷地面積 — 敷地を真上から見た面積です。
例
既定値の 延べ床面積 180 ㎡、敷地面積 150 ㎡ で計算します。
150180×100=120 (%) 容積率は 120% です。100% を超えていますが、おかしくはありません。150 ㎡ の敷地に、1 階 90 ㎡ と 2 階 90 ㎡ の 2 階建てを建てれば、延べ床面積は 180 ㎡ になります。2 階建て・3 階建てが当たり前の場所では、容積率が 100% を超えるのはふつうのことです。
注意
- 上限は 2 つあり、小さいほうが効きます。1 つは用途地域ごとに都市計画で定める指定容積率、もう 1 つは前面道路の幅から計算する制限で、前面道路が 12m 未満のときに効いてきます。道路が狭い敷地では、指定容積率をそのまま使えないことがあります。
- 容積率を計算するときの床面積は、単純な合計とは限りません。駐車場や地下室、共同住宅の共用廊下などは、条件を満たせば一定の割合まで算入しなくてよい決まりがあります。実際の設計では建築士に確認してください。
- 建蔽率と容積率は同時に満たす必要があります。容積率に余裕があっても、建蔽率で建築面積が頭打ちなら、上に伸ばすしかありません。