解説
等比数列は、となり合う項の比がいつも同じ数列です。その比を公比といいます。初項と公比と項番号から、第 n 項と、そこまでの和を求めます。
an=arn−1 Sn=1−ra(1−rn)(r=1) - a — 初項
- r — 公比。次の項へ進むごとに掛ける数です
- n — 項番号。1 以上の整数です
- an — 第 n 項
- Sn — 初項から第 n 項までの和
指数が n ではなく n−1 であることに注意します。第 1 項では r0=1 となり、初項がそのまま出てくる、という具合に辻褄が合います。
例
初項 a=2、公比 r=3、n=5 とします。数列は 2、6、18、54、162 です。
a5=2×35−1=2×81=162 S5=1−32×(1−35)=−22×(−242)=242 第 5 項は 162、和は 242 です。実際に 2+6+18+54+162 を足しても 242 になります。
注意
- n は 1 以上の整数です
- r=1 のときは和の公式の分母が 0 になり、そのままでは使えません。このときは全項が初項と同じなので、和は Sn=an です。電卓はこの場合を分けて計算しています
- 公比が負だと、項の符号が 1 つおきに入れかわります
- ∣r∣<1 なら項はだんだん 0 に近づき、n を限りなく大きくしたときの和は 1−ra に収束します。これが無限等比級数です
- 公比が 1 より大きいと第 n 項はきわめて速く増えます。n を大きくするときは値の桁数に注意します