2 つの物体を接触させたときの温度を求めます。高温の物体が失う熱と、低温の物体が得る熱が等しくなるところで釣り合います。比熱は J/(g·K) で入れます(水は 4.2、鉄は 0.45)。
熱い物体と冷たい物体を接触させると、やがて同じ温度に落ち着きます。そのときの温度は、失った熱 = 得た熱 という 1 本の式から決まります。
は質量、 は比熱です。 を 熱容量 といい、「1 K 上げるのに要る熱量」を表します。つまりこの式は、熱容量で重みをつけた加重平均 にほかなりません。
20℃ の水 100 g に、100℃ に熱した鉄 50 g を入れます(水の比熱 4.2、鉄の比熱 0.45 J/(g·K))。
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100℃ の鉄を入れたのに、水は 4℃ しか上がりません。
水の比熱(4.2)は鉄(0.45)の 9 倍以上 あります。同じ 1 g を 1 K 上げるのに、水は鉄の 9 倍の熱を要ります。
上の例では、水の熱容量が 420 に対して鉄は 22.5。19 倍の差 があるので、平衡温度はほとんど水の側に引っぱられます。
この「水の比熱の大きさ」は、地球の気候そのものを支えています。海が昼夜や季節の温度変化を吸収してくれるから、沿岸の気候は穏やかになります。内陸の砂漠が昼と夜で 30℃ 以上も変わるのは、水がないからです。