解説
余弦定理は、三角形の 2 辺とその間の角が分かっているときに、残りの 1 辺の長さを求める定理です。直角三角形にしか使えない三平方の定理を、すべての三角形へ広げたものにあたります。
c=a2+b2−2abcosC - a、b — 長さが分かっている 2 辺
- C — その 2 辺が挟む角。度で入力します
- c — 求める辺。角 C と向かい合う辺です
大切なのは、C が 2 辺に挟まれた角であり、求める c の対辺になっている、という対応です。ここがずれると別の三角形を計算してしまいます。
例
a=5、b=7、C=60∘ とします。cos60∘=0.5 ですから
c=52+72−2×5×7×0.5=25+49−35=39 となり、c≈6.2450 です。
注意
- 角は度で入れます。ラジアンではありません
- C=90∘ のときは cos90∘=0 となり、式は c=a2+b2、つまり三平方の定理そのものになります
- C が 90∘ より大きいと cosC が負になるため −2abcosC は足し算として働き、c は長くなります。逆に C が小さいほど c は短くなります
- 角 C は 0∘ より大きく 180∘ より小さい範囲で考えます。この範囲なら根号の中は必ず正になり、辺の長さがきちんと決まります