解説
三辺の長さがすべて分かっている三角形について、3 つの角の大きさを求めます。余弦定理を cos について解いた形を使い、逆余弦で角の大きさに戻します。
cosA=2bcb2+c2−a2 - a、b、c — 三角形の三辺の長さ
- A — 辺 a と向かい合う角。同じ形の cosB=2cac2+a2−b2 から角 B も求まります
- 3 つ目の角は、内角の和が 180∘ であることから C=180∘−A−B で出せます
分子は「求めたい角の対辺だけを引く」形です。どの辺を引くかを取りちがえると、別の角の値が出てしまいます。
例
a=5、b=6、c=7 とします。
cosA=2×6×762+72−52=8460=75 なので A≈44.4153∘ です。同じように cosB=7038=3519 から B≈57.1217∘、残りは C≈78.4630∘ となります。3 つを足すとちょうど 180∘ です。
注意
- 三辺は正の数で、かつ三角不等式を満たす必要があります。どの 2 辺の和も残りの 1 辺より大きい、という条件を 3 通りすべてで確かめます。上の例なら 5+6>7 です。満たさない長さの組では三角形が作れず、エラーになります
- cosA が負になったら、その角は鈍角です。三角形の鈍角はたかだか 1 つです
- 最も長い辺と向かい合う角が最大になります。上の例では最長の c=7 の対角 C が最大です
- 三辺が決まれば三角形は 1 通りに決まるので(三辺相等)、角も 1 通りに定まります