最小二乗法で、点の並びにいちばんよく当てはまる直線 y = ax + b を求めます。傾きは 共分散 ÷ x の分散、切片は ȳ − a·x̄ です。決定係数 R² は当てはまりのよさを表します。
解説
回帰直線は、散らばった点にいちばんよく当てはまる直線 y=ax+b です。「よく当てはまる」とは、各点と直線の 縦のずれの 2 乗和が最小 になる、という意味です。これを最小二乗法といいます。
a=σx2sxyb=yˉ−axˉ 傾き a は共分散を x の分散で割ったもの、切片 b は直線が必ず点 (xˉ,yˉ) を通ることから決まります。
例
x が 1, 2, 3, 4, 5、y が 2, 4, 5, 4, 5 のとき、xˉ=3、yˉ=4、共分散は 1.2、x の分散は 2 です。
a=21.2=0.6b=4−0.6×3=2.2 回帰直線は y=0.6x+2.2 です。x=6 を入れれば y=5.8 と予測できます。
決定係数
決定係数 R2 は相関係数の 2 乗で、y のばらつきのうち何割をこの直線で説明できたかを表します。
この例では r=0.7746 なので R2=0.6。y のばらつきの 60% が x で説明できた、ということです。
注意
- データの範囲の外まで直線を延ばさない でください。x が 1 から 5 のデータから x=100 を予測しても根拠がありません
- 外れ値が 1 つあるだけで傾きは大きく変わります
- y から x を予測する直線は、これとは別の直線になります。入れ替えても同じ式にはなりません