正規分布で、値が下限と上限のあいだに入る確率を Φ((上限 − 平均) ÷ σ) − Φ((下限 − 平均) ÷ σ) で求めます。平均 ± 標準偏差 の範囲なら約 68.27% です。
解説
正規分布で、値が a 以上 b 以下になる確率です。上限までの確率から、下限までの確率を引きます。
P(a≤X≤b)=Φ(σb−μ)−Φ(σa−μ) Φ は標準正規分布の下側確率です。
例
平均 60、標準偏差 10 のテストで、50 点から 70 点のあいだに入る人の割合を求めます。
z下=1050−60=−1z上=1070−60=1 P(50≤X≤70)=Φ(1)−Φ(−1)=0.8413−0.1587=0.6827 68.27% です。これは「平均 ± 標準偏差 1 つ分」の範囲なので、正規分布の有名な 68% がそのまま出てきました。
押さえておく範囲
- 平均 ±1σ — 68.27%
- 平均 ±1.96σ — 95.00%
- 平均 ±2σ — 95.45%
- 平均 ±3σ — 99.73%
製造業の「シックスシグマ」は、規格の幅が標準偏差 6 つ分あることを指し、不良がきわめて出にくい状態を意味します。
注意
- 下限は上限以下にしてください
- 標準偏差は正の数でなければなりません
- 連続分布なので、P(X=a) のような 1 点の確率は 0 です。≤ と < の違いは結果に影響しません