平均と標準偏差が分かっている正規分布で、ある値以下になる確率を求めます。まず z = (x − 平均) ÷ 標準偏差 で標準化し、標準正規分布の下側確率を返します。
解説
平均 μ、標準偏差 σ の正規分布で、値が x 以下になる確率を求めます。
まず標準化します。
z=σx−μ この z に対して、標準正規分布(平均 0、標準偏差 1)の下側確率 Φ(z)=P(Z≤z) を求めます。
例
平均 60、標準偏差 10 のテストで、75 点以下の人の割合を求めます。
z=1075−60=1.5 P(X≤75)=Φ(1.5)=0.9332 93.32% の人が 75 点以下、つまり 75 点を超えるのは上位 6.68% です。
覚えておきたい数字
正規分布では、平均から標準偏差いくつぶんかで、確率がだいたい決まっています。
- μ±1σ の範囲 — 約 68.3%
- μ±2σ の範囲 — 約 95.4%
- μ±3σ の範囲 — 約 99.7%
信頼区間でよく使う 95% は、正確には ±1.96σ の範囲です。
注意
- 正規分布は左右対称の釣鐘型です。Φ(−z)=1−Φ(z) が成り立ちます
- 身長やテストの点は正規分布に近いことが多いですが、年収や資産は右に長い裾を持つので当てはまりません。なんでも正規分布とみなすのは危険 です
- 標準偏差は正の数でなければなりません