解説
コイルとコンデンサをつないだ回路には、特別な周波数 があります。そこでは XL と XC がちょうど打ち消し合い、インピーダンスが最小(Z=R)になって、電流が最大になります。これを共振といいます。
f0=2πLC1 どこから出てくるのか
XL=XC とおくだけです。
2πfL=2πfC1⟹f2=4π2LC1⟹f0=2πLC1 例
L=10 mH、C=1 μF のとき、
f0=2π0.01×10−61=2π×10−41=1591.5 Hz この周波数では XL=XC=100 Ω となり、たしかに打ち消し合います。
ラジオの選局はこれ
アンテナにはあらゆる放送局の電波が同時に飛び込んできます。その中から 1 局だけを取り出すのが同調回路です。
バリコン(可変コンデンサ)で C を変えて共振周波数を動かし、聞きたい局の周波数に合わせる。その周波数の電流だけが大きくなり、ほかの局は小さいままです。ラジオのつまみを回すとは、この C を回すことでした。
注意
共振では電流が最大になるので、回路によっては危険なほど大きな電流が流れます。コイルやコンデンサの両端には、電源電圧より高い電圧が現れることさえあります(電圧共振)。設計では、この点を必ず確かめます。