解説
2 つの一次方程式を同時に満たす x と y の組を求めます。
a1x+b1y=c1,a2x+b2y=c2 代入法や加減法でも解けますが、クラメルの公式を使うと、係数を並べるだけで答えが書けます。
x=a1b2−a2b1c1b2−c2b1,y=a1b2−a2b1a1c2−a2c1 - a1、b1、c1 — 1 つ目の式の係数と右辺
- a2、b2、c2 — 2 つ目の式の係数と右辺
- 分母の a1b2−a2b1 は、係数だけを並べた行列の行列式です
例
2x+3y=12 と x−y=1 を解きます。係数は a1=2、b1=3、c1=12、a2=1、b2=−1、c2=1 です。まず分母を計算します。
a1b2−a2b1=2×(−1)−1×3=−5 x=−512×(−1)−1×3=−5−15=3,y=−52×1−1×12=−5−10=2 x=3、y=2 です。元の式に戻すと 2×3+3×2=12、3−2=1 となり、両方を満たしています。
注意
- 分母の a1b2−a2b1 が 0 のときは、解が 1 つに定まりません。電卓もエラーを返します
- これは 2 直線が平行で交わらない(解なし)か、完全に重なる(解が無数にある)かのどちらかです。係数の比が等しいときに起こります
- 係数を読む前に、式を ax+by=c の形にそろえます。y=2x+1 なら −2x+y=1 と書き直します
- 求めた x、y は必ず両方の式に代入して確かめます