屈折の法則(スネルの法則)と臨界角

屈折の法則 n₁ sin θ₁ = n₂ sin θ₂ から屈折角を求めます。屈折率の大きい側から小さい側へ進むときは、全反射が起きる臨界角もあわせて出します。

光が異なる物質へ入るとき、進む向きが変わります。その角度を決めるのがスネルの法則です。

n1sinθ1=n2sinθ2n_1 \sin \theta_1 = n_2 \sin \theta_2

nn は屈折率で、その物質の中で光がどれだけ遅くなるかを表します(真空を 1 とする)。

主な屈折率

水の中から空気へ、入射角 30 度で光が出ていきます(n1=1.33n_1 = 1.33n2=1n_2 = 1)。

sinθ2=1.331×sin30°=0.665θ2=41.7°\sin \theta_2 = \dfrac{1.33}{1} \times \sin 30° = 0.665 \quad \Longrightarrow \quad \theta_2 = 41.7°

屈折率の小さい側へ出るので、角度が大きくなる(境界面から寝る)方向に曲がります。

全反射と臨界角

角度をだんだん大きくしていくと、sinθ2\sin \theta_2 が 1 を超えてしまう瞬間が来ます。そんな角度は存在しないので、光は屈折できず、すべて反射します。これが全反射です。

θc=arcsinn2n1\theta_c = \arcsin \dfrac{n_2}{n_1}

水から空気なら arcsin(1/1.33)=48.8°\arcsin(1/1.33) = 48.8°48.8 度を超えて水面に当たった光は、外に出られません。

全反射は、屈折率の 大きい側から小さい側 へ進むときにだけ起こります。逆向き(空気から水)では起こらないので、この電卓は臨界角に「-」と表示します。

全反射が支える技術