階高と段数から、1 段の蹴上げと、踏面の目安(蹴上げ × 2 + 踏面 = 60cm)を求めます。住宅では蹴上げ 23cm 以下、踏面 15cm 以上が建築基準法の下限です。
解説
階段の 1 段の高さを蹴上げ(けあげ)、1 段の奥行きを踏面(ふみづら)といいます。階高(下の階の床から上の階の床までの高さ)を段数で割れば、1 段の蹴上げが出ます。
蹴上げ=段数階高 踏面のほうは、昇り降りのしやすさの経験則から出しています。
2×蹴上げ+踏面=60 cm 人の歩幅から来た目安で、蹴上げが高いほど踏面は浅く、蹴上げが低いほど踏面は深いほうが歩きやすい、という関係を表しています。法律で決まった式ではありません。
例
既定値の 階高 280cm、段数 14 で計算します。
蹴上げ=14280=20 cm 踏面=60−2×20=20 cm 蹴上げ 20cm、踏面の目安は 20cm です。段数を 15 に増やすと 280 ÷ 15 = 18.67cm となり、1 段が低い、緩やかな階段になります。
注意
- 建築基準法では、住宅(共同住宅の共用階段を除く)の階段は蹴上げ 23cm 以下・踏面 15cm 以上と決められています。これは最低限であって、快適な寸法ではありません。実際の住宅では蹴上げ 18〜20cm 前後にすることが多いです。住宅以外の建物や、共同住宅の共用階段には、これより厳しい基準が適用されます。
- ここでいう段数は、蹴上げ(段差)の数です。上の階の床が最後の 1 段になるので、踏面の枚数は段数より 1 つ少なくなります。
- 階高は、床の仕上げ面から上の階の仕上げ面までで測ります。天井高ではありません。ここを取り違えると、最上段だけ高さが合わない階段になります。
- 段数は 1 以上の整数で入れてください。蹴上げが 30cm 以上になるような入力は、階段として成り立たないので計算しません。
- 蹴上げ × 2 + 踏面 の目安は、60〜65cm の幅で使われることもあります。目安の踏面が小さくなりすぎたときは、段数を増やして蹴上げを下げてください。