標本の平均が、仮定した母平均 μ₀ とちがうと言えるかを調べます。t = (標本平均 − μ₀) ÷ (標本標準偏差 ÷ √n) を求め、自由度 n − 1 の t 分布から両側の p 値を出します。p 値が有意水準より小さければ、母平均は μ₀ とちがうと判断します。
1標本のt検定は、手もとのデータの平均が、あらかじめ仮定した母平均 とちがうと言えるかどうかを調べる方法です。母集団の標準偏差が分からず、標本から推定するしかないときに使います。
この は自由度 の t 分布に従います。自由度が小さいほど t 分布は正規分布より裾が広くなり、臨界値は大きくなります。
既定値のデータ 12, 15, 18, 20, 25 と、仮定する母平均 で計算します。標本平均は 18、不偏分散は 24.5 なので、標本標準偏差は です。
自由度は 、両側の p 値は 0.2468 です。有意水準 5% の臨界値は 2.7764 で、 はこれを超えません。p 値も 0.05 より大きいので、母平均が 15 とちがうとは言えません。
p 値は「母平均が本当に だったとして、これほど平均がずれる確率」です。これが有意水準(ふつう 5%)より小さければ、偶然では説明しにくいと考えて、母平均は とちがうと判断します。
p 値が大きいときは「ちがうとは言えない」であって、「同じだと証明された」わけではありません。データが少なければ、本当にちがっていても見つけられないからです。
この電卓は両側検定です。増えたか減ったかを問わず「ちがうか」だけを見ます。「増えたかどうか」だけを知りたい片側検定なら、p 値を半分にして読みます。
データは 2 個以上必要です。すべて同じ値だとばらつきが 0 になり、 が定まらないためエラーになります。