解説
運動の強さを心拍数で管理するときの目標値です。カルボーネン法で求めます。
目標心拍数=(最大心拍数−安静時心拍数)×強度+安静時心拍数 最大心拍数=220−年齢 例
30 歳、安静時心拍数 60 拍/分、強度 60% で運動します。
最大心拍数=220−30=190 (190−60)×0.6+60=78+60=138 拍/分 心拍数 138 を目安に運動する ということです。
強度ごとのねらい
- 50〜60% — ウォームアップ、脂肪燃焼
- 60〜70% — 脂肪燃焼と持久力(もっとも勧められる範囲)
- 70〜80% — 心肺機能の向上
- 80% 以上 — 競技レベル。長くは続けられない
なぜ安静時心拍数を引くのか
単純に「最大心拍数の 60%」とすると、190×0.6=114 です。ずいぶん低い。
これは実態に合いません。心臓は運動していなくても 60 回は打っている からです。運動でどれだけ余分に働かせるかを測りたいなら、最大値と安静値の 差(予備能) を基準にすべきです。
カルボーネン法はこの差を使うので、安静時心拍数が 50 の鍛えた人と、80 の人とで、同じ「強度 60%」が同じきつさになります。
注意
220−年齢 は かなり大ざっぱな推定 です。同じ年齢でも実際の最大心拍数は上下に 10〜12 拍ほどばらつきます。
心疾患のある人や、投薬中の人(とくにβ遮断薬は心拍数を下げます)は、この式をそのまま使えません。医師の指示に従ってください。