トーラスの表面積を 4 × π² × 中心までの距離 × 管の半径 で求めます(パップス・ギュルダンの定理)。管の断面である円の周 2πr が、中心のまわりを 2πR の道のりだけ回ってできる面積です。
解説
トーラスは、円を、その円から離れた軸のまわりに 1 回転させてできるドーナツ形です。その表面は、管の断面である円の周が、中心のまわりを 1 周してできた面と考えられます。
S=4π2Rr - S … 表面積
- R … 中心までの距離(ドーナツの中心から管の中心まで)
- r … 管の半径
R>r である必要があります。
パップス・ギュルダンの定理
回した曲線の長さに、その重心が動いた道のりを掛けます。管の断面である円の周は 2πr、その重心が動く道のりは 2πR です。
S=2πr×2πR=4π2Rr 体積のときは断面の面積 πr2 を使い、表面積のときは断面の周 2πr を使います。2 つの式のちがいは、そこだけです。
例
既定値の中心までの距離 R=10、管の半径 r=3 で計算します。
S=4π2×10×3=120π2≈1184.3525 おもしろい性質
表面積は R と r の積だけで決まります。R=10,r=3 のトーラスと R=6,r=5 のトーラスは、どちらも Rr=30 なので、表面積が同じです。ただし体積は 2π2Rr2 で r が 2 乗で効くため、管が太いほうが大きくなります。