解説
2 つの平面ベクトルの内積と、そのなす角を求めます。内積は成分どうしを掛けて足すだけの計算ですが、2 つのベクトルがどれだけ同じ向きを向いているかを表す量になっています。だからここから角度が取り出せます。
a⋅b=x1x2+y1y2 なす角は、内積を 2 つの大きさの積で割って求めます。
cosθ=∣a∣∣b∣a⋅b - (x1,y1) — 1 つ目のベクトル a の成分
- (x2,y2) — 2 つ目のベクトル b の成分
- θ — 2 つのベクトルのなす角(度)。0∘ 以上 180∘ 以下になります
例
a=(3,1)、b=(1,2) とします。内積は 3×1+1×2=5 です。大きさは ∣a∣=10、∣b∣=5 なので
cosθ=10×55=505=21 したがって θ=45∘ です。
注意
- 内積が正なら 2 つのベクトルは同じ向き寄り(なす角は鋭角)、負なら逆向き寄り(鈍角)です
- 内積が 0 になるのは 2 つのベクトルが垂直なときです。cos90∘=0 に対応します。垂直かどうかを調べるには、内積を計算するのがいちばん簡単です
- どちらかがゼロベクトルだと大きさが 0 になり、割り算ができません。向きを持たないので、なす角も定まりません。電卓はエラーを返します
- 内積は順番を入れかえても同じ値です。a⋅b=b⋅a が成り立ちます