司法試験 短答式 2025 民法 第1問
成年後見制度に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.1])
- ア 家庭裁判所が任意後見監督人を選任して任意後見契約の効力が生ずる場合において、本人が成年被後見人であるときは、家庭裁判所は、本人に係る後見開始の審判を取り消さなければならない。
- イ 家庭裁判所が本人以外の者の請求により保佐開始の審判をするには、本人の同意がなければならない。
- ウ 成年後見人が保佐開始の審判を受けたときは、成年後見人の法定代理権は、消滅する。
- エ 家庭裁判所が特定の法律行為について補助人に代理権を付与する旨の審判をしたときであっても、被補助人は、その法律行為を自らすることができる。
- オ 検察官は、後見開始の審判を請求することができる。
- 1 ア イ
- 2 ア オ
- 3 イ ウ
- 4 ウ エ
- 5 エ オ
正答 3(配点 2)
参考
正解は3(誤りはイ・ウ)。イ:保佐開始の審判は本人以外の者の請求による場合でも本人の同意を要しない。本人の同意が必要なのは補助開始の審判である(民法15条2項)。ウ:被保佐人であることは後見人の欠格事由ではない(民法847条参照)から、成年後見人が保佐開始の審判を受けても、その法定代理権は当然には消滅しない。ア・エ・オは正しい。
自作の解説(民法の成年後見制度の規定に基づく)
関連条文
出典 法務省 令和7年司法試験 短答式試験 問題集[民法]第1問/民法の正解及び配点 https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00267.html