司法試験 短答式 2025 民法 第28問

民法上の組合に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.28])
  1. 組合員は、他の組合員が組合契約に基づく出資債務の履行をしないことを理由として、組合契約を解除することができる。
  2. 業務執行者があるときであっても、業務執行者でない組合員は、組合の常務については他の組合員を代理することができる。
  3. 組合員が組合財産についてその持分を処分したときは、組合員は、その処分をもって組合及び組合と取引をした第三者に対抗することができない。
  4. 組合契約に別段の定めがないときは、組合員は、組合員の過半数の同意によって、新たに組合員を加入させることができる。
  5. 組合員は、後見開始の審判を受けたことによって脱退する。
  1. 1 ア イ
  2. 2 ア ウ
  3. 3 イ エ
  4. 4 ウ オ
  5. 5 エ オ

正答 4(配点 2)

参考

正解は4(正しいのはウ・オ)。ウ:組合員は、組合財産についての持分の処分をもって組合及び組合と取引をした第三者に対抗することができない(民法676条1項)。オ:組合員は、後見開始の審判を受けたことによって脱退する(民法679条3号)。ア:組合契約には双務契約の解除の規定が適用されず、他の組合員の出資債務の不履行を理由に組合契約を解除することはできない(民法667条の2第2項)から誤り。イ:業務執行者があるときは、組合の常務であっても、業務執行者でない組合員は単独でこれを行うことができないから誤り。エ:別段の定めがないときの組合員の加入には総組合員の同意を要する(民法677条の2第1項)から、過半数の同意とするのは誤り。

自作の解説(組合に関する規定に基づく)

関連条文

出典 法務省 令和7年司法試験 短答式試験 問題集[民法]第28問/民法の正解及び配点 https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00267.html