打設する範囲の広さと厚さから、必要なコンクリートの体積と質量を求めます。型枠のふくらみやこぼれで実際は設計値より多く要るので、ロス率を上乗せします。
コンクリートの必要量は、打つ面積に厚さを掛けるだけで出ます。むずかしいのは計算ではなく、そこにどれだけ上乗せするかです。
厚さはセンチで、面積はメートルで測ることが多いので、単位をそろえてから掛けます。
設計どおりの体積では足りません。型枠は圧力でわずかにふくらみます。地面に直接打つ土間では、地盤に凹凸があってそのぶん余計に入ります。運搬や打設のときにこぼれる分もあります。
こうした積み重ねで、ふつう 5 から 10 パーセントほど多く要ります。少なめに頼んで足りなくなると、その日のうちに追加を手配できないことがあり、打ち継ぎの跡が残ってしまいます。多めに頼むほうが安全です。
既定の入力は、縦 5 m・横 4 m の範囲に厚さ 15 cm で打つ場合です。
面積は 20 平方メートル、体積は でちょうど 3 立米になります。ロス率 5 パーセントを見込むと 3.15 立米です。
質量はおよそ 7.245 t になります。1 立米でおよそ 2.3 t あるので、思ったより重いものだということが分かります。床の上に打つ場合は、この重さを支えられるかを確かめる必要があります。
生コンは立米単位で注文します。0.25 立米や 0.5 立米刻みで受けるところが多いので、計算した値をその刻みに切り上げてください。
練り混ぜてから打ち終わるまでの時間に制限があります。気温によりますが、おおむね 90 分から 120 分です。まとめて頼めば安く済むというものではなく、打てる速さに合わせて分けて運んでもらう必要があります。
この計算機は鉄筋を含まない普通コンクリートの密度 2.3 t/立米 を使っています。鉄筋コンクリートとしての重さを見るなら 2.4 t/立米 ほどで見積もってください。
厚さの目安があります。人が歩くだけの土間なら 8 cm ほど、乗用車を停める駐車場では 10 cm 以上、大型車が入るなら 15 cm 以上が一般的です。薄いと割れます。
生コンを注文するときは「21-18-20」のような 3 つの数字で指定します。順に、設計基準強度がニュートン毎平方ミリメートル、スランプがセンチメートル、粗骨材の最大寸法がミリメートルです。スランプは軟らかさで、大きいほど流れやすく打ちやすくなりますが、そのぶん強度は落ちます。用途に合った組み合わせを生コン工場と相談して決めることになります。