音源や観測者が動くときに聞こえる振動数を求めます。近づくと波が詰まって高く、遠ざかると伸びて低く聞こえます。速さは近づく向きを正として入れます。
音源や観測者が動いていると、聞こえる振動数がもとの振動数と変わります。これをドップラー効果といいます。
は音源の振動数、 は音速、 は観測者の速さ、 は音源の速さです。どちらの速さも、近づく向きを正とします。
音源が近づくと、次の波を出すまでのあいだに音源自身が前へ進むので、波と波の間隔が詰まります。波長が短くなるので、同じ音速なら振動数は高くなります。遠ざかるときは逆に間隔が伸びて低くなります。救急車が目の前を通り過ぎた瞬間に音が下がるのは、近づく状態から遠ざかる状態へ切り替わるためです。
800 Hz の音源が 20 m/s で近づいてきます。音速を 340 m/s とすると、 Hz です。50 Hz 高く聞こえます。同じ速さで遠ざかるときは Hz で、44 Hz 低くなります。近づくときと遠ざかるときで、変化の大きさが同じでないことに注意してください。
音源が音速に達すると分母が 0 になり、この式は使えません。波が前へ出られずに重なり、衝撃波になります。
観測者が動く場合と音源が動く場合とでは、式の中の位置が違います。同じ速さでも結果は少し違います。