残土量と運搬台数の求め方

掘削した体積から埋め戻すぶんを引いて、持ち出す残土の量を求めます。掘った土はほぐれて体積が増えるので、運搬量は地山の体積にほぐし率を掛けます。普通土のほぐし率はおよそ 1.2 です。

掘った土のうち、埋め戻しに使わないぶんを残土として運び出します。その量と運搬の台数を求めます。

残土(地山)=掘削体積埋め戻し\text{残土(地山)} = \text{掘削体積} - \text{埋め戻し}
運搬量=残土(地山)×L\text{運搬量} = \text{残土(地山)} \times L

LL はほぐし率です。普通土でおよそ 1.2、岩なら 1.5 を超えます。

掘ると土は増える

地面に締まっていた土は、掘り起こすと粒のあいだに隙間ができて体積が増えます。この増え方をほぐし率といいます。掘る前の状態を地山、掘ったあとをほぐし土と呼び分けます。トラックに積むのはほぐした土なので、運搬量は地山の体積そのままではありません。1.2 なら 2 割増しです。

10 m × 8 m × 深さ 1.5 m を掘ると、地山で 120 m³ です。40 m³ を埋め戻すと残土は 80 m³ になり、ほぐし率 1.2 を掛けて運搬量は 96 m³ です。4 m³ 積みのダンプなら 24 台になります。

埋め戻しのほうが多いとき

残土が負になるのは、掘った土だけでは足りず、外から土を運び込む必要があるという意味です。この場合は客土として持ち込むことになり、運ぶ向きが逆になるだけで台数の考え方は同じです。

注意

埋め戻すときは締め固めるので、今度は体積が減ります。厳密には締固め率も見込みますが、ここでは埋め戻し量をそのまま引いています。