幾何分布(初めて成功するまで)の求め方

同じ試行をくり返すとき、初めて成功するのが何回目かの分布です。ちょうど k 回目に初成功する確率は (1−p)^(k−1) × p、k 回以内に成功する確率は 1 − (1−p)^k です。

同じ試行をくり返すとき、初めて成功するのが何回目かを表す分布です。k1k-1 回続けて失敗し、kk 回目に成功する確率を求めます。

P(X=k)=(1p)k1pP(X = k) = (1-p)^{k-1} p

kk 回以内に成功する確率は、1 回も成功しない確率の裏をとって 1(1p)k1 - (1-p)^k です。平均は 1÷p1 \div p、標準偏差は 1p÷p\sqrt{1-p} \div p になります。

1 回の成功確率が 20% のとき、ちょうど 3 回目に初めて成功する確率は 0.82×0.2=0.1280.8^2 \times 0.2 = 0.128、12.8% です。3 回以内に成功する確率は 10.83=0.4881 - 0.8^3 = 0.488、48.8% になります。平均は 1÷0.2=51 \div 0.2 = 5 回で、標準偏差は 4.47 回です。

平均まで待てば当たるわけではない

平均が 5 回でも、5 回以内に成功する確率は 10.85=67.21 - 0.8^5 = 67.2% にすぎません。3 回に 1 回は 5 回でも当たらないことになります。分布の裾が右へ長く伸びているので、平均は中央値より大きくなります。

記憶しない

何回外しても、次の 1 回が当たる確率は pp のままです。「そろそろ当たるはず」ということはありません。この性質を無記憶性といい、連続の世界では指数分布が同じ性質を持ちます。

注意

成功確率が 0 だといつまでも成功しないので、平均が定まりません。