在庫回転率の求め方

在庫が 1 年に何回入れ替わったかを 売上原価 ÷ 平均在庫 で求めます。回転率が高いほど、少ない在庫で売上を作れています。何日ぶんの在庫を抱えているかも出します。

在庫が 1 年に何回入れ替わったかを表す値です。少ない在庫で多くを売れているほど高くなります。

回転率=年間の売上原価平均在庫\text{回転率} = \dfrac{\text{年間の売上原価}}{\text{平均在庫}}

平均在庫は期首と期末の平均です。分子に売上高ではなく売上原価を使うのは、在庫が原価で評価されているからです。売上高を使うと利益のぶんだけ回転率が大きく出てしまいます。

在庫回転日数

365 を回転率で割ると、何日ぶんの在庫を抱えているかが出ます。回転率 12 なら 30 日ぶんです。回転率より日数のほうが実感しやすく、「1 か月ぶんの在庫がある」と言い換えられます。

年間の売上原価が 2400 万円、期首在庫が 180 万円、期末在庫が 220 万円だとします。平均在庫は 200 万円なので、回転率は 2400÷200=122400 \div 200 = 12 回です。在庫回転日数は 365÷12=30.4365 \div 12 = 30.4 日になります。

高ければよいわけではない

回転率が高いほど資金効率はよくなりますが、高すぎると品切れを起こします。売り逃しは数字に表れないので、回転率だけを追うと機会損失が見えなくなります。適正な水準は業種によって大きく違い、生鮮食品と宝飾品では桁が変わります。

注意

期首と期末の 2 点だけの平均です。季節による変動が大きい商売では、月ごとの平均を使うほうが実態に合います。