角材の寸法と本数から材積を求めます。立米のほか、木材の取引で使う才と石でも出します。1 立米はおよそ 299.5 才、1 石はおよそ 0.278 立米です。
製材した角材の量は体積で数えます。幅・厚さ・長さを掛け、本数を掛けるだけです。
単純な計算ですが、単位が 3 つあるところが厄介です。幅と厚さはミリ、長さはメートルで表すのがふつうなので、そろえてから掛ける必要があります。
木材の取引では今も尺貫法の単位が生きています。
才は 1 寸角で長さ 12 尺の材の体積です。計算するとおよそ 0.003339 立米になり、1 立米はおよそ 299.5 才にあたります。現場では「1 立米はざっと 300 才」と覚えられています。
石は 10 立方尺で、およそ 0.2783 立米です。丸太や大きな材をまとめて数えるときに使われます。
才が残っているのには理由があります。細い材を立米で数えると 0.0033 のような小数が並んで読みにくくなります。1 才、2 才と数えられるほうが、桁を追わずに済みます。単位というのは、扱う量の大きさに合わせて選ぶものだということがよく分かる例です。
既定の入力は、105 mm 角で長さ 3 m の材を 10 本です。日本の在来工法でよく使われる柱の寸法にしてあります。
1 本の材積は でおよそ 0.033075 立米です。10 本ではおよそ 0.33075 立米になります。
才に直すとおよそ 99.05 才、石ではおよそ 1.1886 石です。柱 10 本でおよそ 100 才、と覚えておくと見積もりの見当がつきます。
この計算機が扱うのは製材した角材です。丸太は断面が円で、しかも根元と先で太さが違うので、末口の直径を使う末口二乗法など別の数え方をします。
実際の取引では、注文した寸法(呼び寸法)と削ったあとの実寸が違うことがあります。仕上げ材では実寸のほうが小さくなるので、体積を厳密に出したいときは実寸で計算してください。
材積が出れば重さも分かります。木材の密度は樹種で違い、乾いた状態でスギがおよそ 380 kg/立米、ヒノキがおよそ 440 kg/立米、ナラのような広葉樹では 700 kg/立米 を超えるものもあります。
例の 0.33075 立米をスギとすればおよそ 126 kg、ヒノキならおよそ 146 kg です。柱 10 本を人力で運ぶかどうかの判断がつきます。
ただしこれは乾いた材の値です。伐ったばかりの生木は水を多く含み、樹種によっては倍近い重さになります。含水率で大きく変わるところに注意してください。