3×3 行列式と逆行列の求め方

行列 [[a, b, c], [d, e, f], [g, h, i]] の行列式を 1 行目の余因子展開で求め、逆行列の 9 つの成分を出します。逆行列は余因子行列を転置して行列式で割ったものです。行列式が 0 のときは逆行列がありません。

3 行 3 列の行列の行列式と逆行列を求めます。行列式は 1 行目にそって余因子展開します。

det=a(eifh)b(difg)+c(dheg)\det = a(ei - fh) - b(di - fg) + c(dh - eg)

行列を [[a,b,c],[d,e,f],[g,h,i]][[a, b, c], [d, e, f], [g, h, i]] と置いています。aa には aa の行と列を除いた 2×2 の行列式を掛け、bbcc についても同じようにして、符号を ++-++ と交互につけて足します。

逆行列は、各成分の余因子を並べた行列を転置し、行列式で割ったものです。

[[1,2,3],[0,1,4],[5,6,0]][[1, 2, 3], [0, 1, 4], [5, 6, 0]] の行列式は 1(1×04×6)2(0×04×5)+3(0×61×5)1(1 \times 0 - 4 \times 6) - 2(0 \times 0 - 4 \times 5) + 3(0 \times 6 - 1 \times 5) です。順に 24-24+40+4015-15 となり、合わせて 1 になります。行列式が 1 なので逆行列は割り算なしで整数だけになり、[[24,18,5],[20,15,4],[5,4,1]][[-24, 18, 5], [20, -15, -4], [-5, 4, 1]] です。

行列式が表すもの

行列式は、その行列が空間の体積を何倍にするかを表します。符号が負なら、向きが裏返ることを意味します。

行列式が 0 の行列に逆行列はありません。3 本の行ベクトルが同じ平面に乗ってしまい、空間を潰す変換になっているからです。潰れたものは元に戻せません。

注意

成分は 1 行目から順に aa, bb, cc、2 行目が dd, ee, ff、3 行目が gg, hh, ii です。列ではなく行の順に入れてください。