力のモーメントを 力 × 支点からの距離 × sin(力の角度) で求めます。同じ力でも、支点から遠いほど、また力が腕に垂直に近いほど大きくなります。反対側で釣り合う力もあわせて出します。
物体を回そうとするはたらきを力のモーメント、またはトルクといいます。
は力、 は支点から力をかける点までの距離、 は腕と力のなす角です。同じ力でも、支点から遠いほど、また力が腕に垂直に近いほどよく回ります。ドアの取っ手が蝶番からいちばん遠いところに付いているのはこのためです。
支点の左右でモーメントが等しいとき、てこは釣り合います。反対側が支点から遠ければ、小さい力で釣り合わせられます。これがてこで重い物を持ち上げられる理由です。
支点から 0.4 m の位置に、腕と垂直に 50 N の力をかけます。モーメントは N·m です。反対側の 1.2 m の位置で釣り合わせるには N で足ります。距離が 3 倍なので、力は 3 分の 1 で済みます。
同じ 50 N でも、腕と 30 度の向きにかけると が掛かって 10 N·m にしかなりません。腕に沿う向き(0 度)にかけると で、まったく回りません。押す向きが大事なのはこのためです。
力とモーメントは別のものです。力の単位は N、モーメントの単位は N·m で、距離の情報が入っています。