必要換気量の求め方

部屋に要る換気量を、部屋の容積から出す方法と、人数から出す方法の 2 通りで求め、大きいほうを採ります。建築基準法は居室に 1 時間あたり 0.5 回の換気を求めており、二酸化炭素を抑えるには 1 人あたり 1 時間 20 m³ が目安です。

部屋に要る換気量を、2 通りの考え方で求めて大きいほうを採ります。

Q1=V×n,Q2=人数×qQ_1 = V \times n, \quad Q_2 = \text{人数} \times q

VV は部屋の容積、nn は換気回数、qq は 1 人あたりの必要換気量です。建築基準法は居室に 1 時間あたり 0.5 回の換気を求めており、二酸化炭素を 1000 ppm 以下に抑えるには 1 人あたり 1 時間 20 m³ が目安になります。

2 つの基準がある理由

換気回数は、建材から出る化学物質を薄めるための基準です。部屋が広ければそのぶん多く換気が要ります。一方 1 人あたりの基準は、人が吐く二酸化炭素を薄めるためのもので、部屋の広さには関係しません。狭い部屋に大勢いれば後者が、広い部屋に少人数なら前者が効いてきます。

3.6 m × 2.7 m × 天井高 2.4 m の 6 畳間に 2 人います。容積は 23.3 m³ なので、換気回数 0.5 では 11.7 m³/h です。人数からは 2×20=402 \times 20 = 40 m³/h となり、こちらが大きいので 40 m³/h が必要換気量になります。このとき実際の換気回数は 1.7 回/h です。

20 m × 10 m × 3 m の広い部屋に 2 人なら逆になります。容積からは 300 m³/h、人数からは 40 m³/h で、容積のほうが効きます。

注意

台所や浴室など、火を使う場所や湿気の出る場所には別の基準があります。この計算は居室のものです。