部屋の広さと天井高から壁の面積を出し、必要な壁紙の長さと塗料の量を求めます。窓やドアのぶんは差し引きます。壁紙は幅 92 cm の量産クロスとして長さに直しています。
部屋の壁を張り替えたり塗ったりするとき、いちばん間違えやすいのは面積の出し方です。床面積ではなく、壁の面積を出さなければなりません。
壁は部屋をぐるりと 1 周する帯だと考えます。帯の長さは部屋の周の長さ、帯の幅は天井の高さです。そこから窓とドアのぶんを引きます。
既定の入力は、縦 3.6 m・横 2.7 m の部屋(6 畳弱)で、天井高 2.4 m、窓とドアが合わせて 4 平方メートルの場合です。
周の長さは で 12.6 m、これに天井高を掛けて 30.24 平方メートルになります。開口部の 4 を引いて、壁の面積はおよそ 26.24 平方メートルです。
床面積が 9.72 平方メートルですから、壁は床のおよそ 2.7 倍あることになります。壁紙を床面積で見積もると、まったく足りません。
ロス率 10 パーセントを見込むとおよそ 28.86 平方メートル、幅 92 cm の量産クロスに直しておよそ 31.37 m です。塗料は 1 L で 5 平方メートル塗れるとして、およそ 5.77 L になります。
無地のクロスなら 5 パーセントほどで足ります。柄物は上下の柄を合わせるために切り落とす部分が出るので、10 から 15 パーセント見ておく必要があります。柄の繰り返しが長いほどロスは増えます。
窓まわりや入隅で細かく切る場所が多い部屋も、そのぶん増やしてください。
天井は含んでいません。天井も張るなら、縦と横を掛けた床面積ぶんを足してください。
塗料が 1 L で塗れる面積は、塗料の種類と下地で大きく変わります。ここでは 5 平方メートルを既定にしていますが、実際は缶に書かれた標準塗布量を見て入れ直してください。同じ塗料でも 2 回塗りなら 1 回塗りの倍近く要ります。
壁紙は m 単位で切り売りされることもあれば、50 m 巻きの 1 本単位でしか買えないこともあります。
天井高 2.4 m、窓とドアが 4 平方メートルとして計算すると、6 畳(3.6 m × 2.7 m)でおよそ 26 平方メートル、8 畳(3.6 m × 3.6 m)でおよそ 31 平方メートルになります。
畳数が 3 割増えても壁は 2 割しか増えません。部屋が正方形に近づくほど、床面積のわりに周の長さが短くなるためです。細長い部屋ほど、同じ広さでも壁紙が多く要ることになります。