暑さ指数 WBGT の求め方

熱中症の危険度を表す指数を求めます。湿球温度・黒球温度・乾球温度に重みをつけて足します。湿球に 0.7 という大きな重みがかかるので、気温より湿度のほうが強く効きます。

熱中症の危険度を表す指数です。気温だけでなく、湿度と日射も取り込んで 1 つの温度として表します。

屋外=0.7Tw+0.2Tg+0.1Td\text{屋外} = 0.7T_w + 0.2T_g + 0.1T_d
屋内=0.7Tw+0.3Tg\text{屋内} = 0.7T_w + 0.3T_g

TwT_w は湿球温度、TgT_g は黒球温度、TdT_d は乾球温度(ふつうの気温)です。屋内では日射がないので乾球を使わず、そのぶんの重みを黒球へ回します。

湿球の重みが 0.7

3 つのうち湿球にいちばん大きな重みがかかっています。湿球温度とは、濡らした布で包んだ温度計が示す温度で、汗が蒸発して体が冷える働きを表しています。湿度が高いと汗が蒸発せず、湿球温度が下がりません。同じ気温でも、湿度が高い日のほうが危険なのはこのためです。

屋外で湿球 28℃、黒球 38℃、気温 33℃ のとき、0.7×28+0.2×38+0.1×33=30.50.7 \times 28 + 0.2 \times 38 + 0.1 \times 33 = 30.5 です。内訳は湿球から 19.6、黒球から 7.6、乾球から 3.3 で、湿球が 3 分の 2 近くを占めています。

注意

指数の単位は ℃ ですが、気温そのものではありません。気温 33℃ でも指数は 30.5 になります。

環境省の指針では、指数 28 以上で厳重警戒、31 以上で危険とされ、運動は原則中止となります。