同じ対象を 2 回測ったときの差に、偏りがあるかを順位で調べます。差の絶対値に順位をつけ、正の差と負の差で順位の和を比べます。対応のある t 検定の、正規分布を仮定しない版です。
同じ対象を 2 回測ったとき、その差に偏りがあるかを順位で調べます。対応のある t 検定にあたる、正規分布を仮定しない方法です。
手順は 3 つです。まず各組の差をとり、差が 0 の組は除きます。次に差の絶対値に小さい順で順位をつけます。最後に、正の差についた順位の和 と、負の差についた順位の和 を比べます。
差に偏りがなければ、2 つの和は同じくらいになるはずです。小さいほうを検定統計量 とします。
8 組の前後を比べ、差が 3, 2, −1, 4, 3, 3, 2, 3 だったとします。正の順位和は 35、負の順位和は 1 で、合計は 36 と に一致します。、、p 値は 0.016 となり、有意水準 5% で後のほうが大きいと判断できます。
正か負かだけを数える符号検定に比べ、差の大きさの順位も使うぶん、この検定のほうが差を見つけやすくなります。値そのものは使わないので、正規分布は要りません。
差が 0 の組は、どちらに転んだとも言えないので除きます。すべての差が 0 なら検定できません。
同じ大きさの差があると順位が重なります。その場合も平均順位を割り当て、分散を補正します。