ソフィストとギリシャ哲学の相対主義

古代ギリシャにいた弁論家をソフィストといいます。ソフィストは言葉が巧みで、高度な話術をもっていました。「人間は万物の尺度」で有名なプロタゴラスもソフィストです。

ソフィストとはなにか

紀元前 5 世紀頃、ソフィストはギリシアのアテネを中心に活躍していました。ソフィストは高度な弁論術で相手を巧みに説得していたとされます。

ソフィストは自然哲学者としばしば比較されます。ミレトス学派などの自然哲学者は絶対的な真理(アルケー)を探求していましたが、主なソフィストはそれを否定しました。

プロタゴラス

ソフィストの代表であるプロタゴラスは、「人間は万物の尺度である」という言葉を残したように、真理は人によって異なると考えていました。

Démocrite et Protagoras

Source: Rosa, Salvator. 1663-1664. Démocrite et Protagoras. Wikimedia Commons. https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Salvator_Rosa_-_D%C3%A9mocrite_et_Protagoras.jpg.

ゴルギアス

ゴルギアスはプロタゴラスより真理に懐疑的でした。プロタゴラスと同様、ゴルギアスも絶対的な真理はないとしたうえで、そのようなものがあったとしても、知ることも伝えることもできないと考えていました。

一般に、真理を知ることはできないという考えを不可知論といいます。

ピュシスとノモス

自然をピュシス、人為や慣習をノモスといいます。自然哲学者はピュシスとアルケー、ソフィストはノモスに関心をもっていました。

タレスプロタゴラス
絶対主義相対主義
ピュシスノモス

注意:上表の絶対主義と相対主義は便宜上の表現です。

ノモス nomos は economy などの -nomy の語源であり、ピュシス phusis は物理 physics の語源です。

ソフィストとは、古代ギリシャの弁論家をソフィストといいます。紀元前 5 世紀頃、ソフィストはギリシアのアテネを中心に活躍していました。