国の予算は一般会計、特別会計、政府関係機関予算がある。
一般会計
国民や会社に課す税金などをもとに、医療、教育、防衛などに使う予算のこと。税金が不足するときは国債(国の借金)を発行する。一般会計の収入を歳入、支出を歳出という。
一般会計の歳出は主に
- 社会保障
- 地方交付税交付金
- 教育
- 公共事業
- 防衛
からなる。近年は社会保障の占める割合が3割以上になっている。上にあげた他に、過去の国債の償還(借金を返すこと)がある。地方交付税交付金は、国が地方自治体に回す予算のこと。地方自治体はそれぞれのやり方で市民から地方税(住民税など)を課しているが、各自治体の格差を是正する目的から、財源が適切に確保できない自治体に地方交付税交付金が分配される。
特別会計
一般会計と別にある予算のこと。一般会計から独立して計算される。一般会計は90〜100兆円、特別会計は140兆ほどであり、特別会計は一般会計よりも規模が大きい。