2 桁と2 桁のかけ算は慣れると筆算よりインド式暗算のほうが速くなります。例えば 53 × 86 はこんなふうに計算します。
インド式計算 Step 1
まず垂直にかけ算して、そのまま数をつなげる。
一の位どうしと十の位どうしをかけ算してそのままつなげる。これで 4018 ができます。
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インド式計算 Step 2
斜めにかけ算して足します。これは「たすきがけ」と言われます。
「こんなの頭の中でできるかよ!」と思ったら、こんなふうに 53 × 86 を見るといいかもしれない。
式の中央にうっすら長方形を想像して、内側と外側をそれぞれかけ算する。慣れるとすぐに 54 という数が見えるようになります。
インド式計算 Step 3
Step 1 で求めた 4018 に Step 2 で求めた 54 を足します。
54 は真ん中にくっつけます。慣れると瞬間的にできますが、慣れないと少し時間がかかる。4018 の 01 だけを見て、そこに 54 を入れる感じ。
これで 4558 が求まります。53 × 86 の答えは 4558 です。
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2 桁 × 2 桁のインド式計算のポイント
ポイントは 4018 と 54 をパッと計算することです。Step 1 と 2 を一瞬で計算できるようになると、あとは 54 を中央にもってきて足すだけなので、最初の 2 ステップをいかに素早くやるかがポイント。
慣れると 2 桁 × 2 桁は 2 秒以内で暗算できるようになります。
2 桁どうしのかけ算は中学受験でも大学受験でもよく出てきます。電車に乗っているときは、単語帳や速読英単語を見るよりも、頭の中でインド式計算をくりかえしやっていたほうがいいかもしれない。