ふと悠久の車輪を思いだすときがあります。大学生のとき、私はこのアーケードカードゲームにはまって、10万円は軽く使いました。
ゲームセンターに通っていたとき、私はとにかくカードゲームに夢中で、三国志大戦とロードオブヴァーミリオン、そして悠久の車輪をプレイしていました。
課金額は三国志大戦がダントツですが、次が悠久の車輪だった気がする。三国志大戦と悠久の車輪をプレイするために家庭教師をめちゃくちゃやっていた。
ファンタジーとしての悠久の車輪
カードデザインと音楽ははっきり覚えている。ちょっと調べたらシャローンというキャラクターが出てきたけど、このキャラクターはよく使っていた。レアリティが低いチュレージというキャラクターがお気に入りだった。
よく使っていたはずのキャラクター
・シャローン
・アレキサンダー
確かシャローンとアレキサンダーは違う世界の住人(属性)だった。
このゲームはエレメンタル(だったはず)をつくって、多角形のフィールド(名称は覚えてない。とりあえず、あのピカッと光るところ)から召喚獣を召喚するゲームです。召喚獣はバハムートやリヴァイアサンなどがいる。召喚獣は一直線に敵につっこんで、体力をもりもり削っていく。
フィールドの面積が召喚獣の体力になる(だったはず)ので、エレメンタルを四隅に配置しようとキャラクターを動かす。そうすると、四隅でキャラクターどうしのバトルが起きる。強いけど足が遅いキャラクターを使うか、またはその逆のキャラクターを使うか、みたいなところが面白かった。
この「多角形をつくる」というシステムと三すくみのキャラクター設定が本当によかった。バハムートのような召喚獣をキャラクターで殴る、というのもよかった。回復フィールド内にシャローンのような強いキャラクターをおいて召喚獣に体当たりさせる、ということをやっていた記憶がある。
エレメンタルでフィールドをつくり、バハムートを召喚する…というのはファンタジーの雰囲気をよくかもしています。「一人」でなく「複数のエレメンタル」が召喚する点がファンタジー作品としてのオリジナリティになっていると思います。
一人の魔法使いが詠唱して召喚する、というのが現代ファンタジーの王道だと思いますが、悠久の車輪はそうでない。エレメンタルというエネルギーのかたまりがフィールドの頂点をつくり、フィールドが召喚獣を召喚する。
ゲームとして考えても、このシステムは非常にすばらしいです。完成度は本当に高いので、ぜひリメイクしてほしいと思ってしまいます。
リメイクしてほしい…
私にとっての「ファンタジー」はなんといってもヴァルキリープロファイル・レナス。ヴァルキリープロファイルは人生で最もプレイしたゲームですが、悠久の車輪も私にとって重要なファンタジーゲームでした。
悠久の車輪が終了したとき、私は大学院一年生でした。確かそのときは変な小説を書きまくって、ゲームからは少し離れていました。
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」もあらためてリリースされましたが、過去のゲームをもう一度よみがえらせるというのはすばらしいと思う。
あの大きな台をつくるコストはすごいと思うので、リメイクするならスマートフォンかタブレットのゲームになるはず。カードを動かす動作はタブレットでなんとかなる、のかな。
もしリメイクするなら、音楽とキャラクターは同じでいいと思う。復活を望む人は私だけでないはず。