2030 年代は量子コンピューターのサーバーを使った軽量端末が流行しているかもしれない。
現在(2024 年)は一台のサーバーと PC の性能差が極端にあるわけでなく、崩壊スターレイルのプレイヤーは GeForce Now を使わなくてもプレイできる。サーバーも PC も電力効率に大きな違いがないため、ユーザーもソフトウェア開発者も PC を基準に考える。
量子コンピューターの消費電力あたり性能が劇的に改善された場合、クラウド化は著しく進む。ほとんどのソフトウェアとゲームは量子サーバーで動かし、ユーザーはその画面を見る。端末はクリックや位置情報などを解析するだけで、ほとんどの処理は量子サーバーに任せる。
その時、Apple と Nvidia はどうなっているだろう? 高機能のスマートフォン、タブレット、PC、ゲーミング PC は 6G 回線と 16K 画面を処理するだけの「モニターデバイス」に統一され、メモリーの増設は 32GB で止まっているかもしれない。
量子サーバーを製造する会社は Nvidia 以上に強力な独占力をもち、新しいインターネットを創造する。それは、コンテンツと流通への課金を義務づけるプロトコルを開発し、著作権侵害の時代を終わらせるチャンスを意味する。