私(プログラマー)はこんなふうに仕事をしています:
私はいつも長期的に考えます。短期、中期、長期で計画をぼーっと考え、そのとおりに実行する。なんてつまらない日常だろう。

急遽やることが増えたら、「それが計画に与える影響」をすぐに考える。
なぜ計画が重要か。それは失敗したときの時間的損失を防げるから! また、実行時(仕事を遂行するとき)のミスが減るから!
計画してゆっくり仕事するほうが、計画なしにすばやく仕事するよりずっといい。
野菜をひたすら切る作業ならともかく、プログラミングなどの仕事ではひらめきや直感力がとても必要。そうしたものはえてして、風呂に入っているときや、おいしいものを食べているときにすーっとやってくる。机に向かえば直感が下りてくるわけじゃない。
多くの計画は机でなく、遊んだり寝っ転がったりしているときに完成されます。そういうときは仕事中よりも鋭い直感をつかみやすいため、計画はより付加価値をもちます。

会議室で計画を立てるより、遊んでいるときに計画を立てるほうが、よりまともな内容になっていることが多い。
重要な仕事は、机に向かうまでにあらかた決着がついている。キーボードを前にしたら、計画していたことをただ現実にするだけ。
水平方向の処理
続いて具体的な作業方法の話。面白い仕事にはまっていれば、何時間も集中して一気に処理しようとします。でも多くの仕事はつまらないため、怠惰さがたいてい勝利する。
そこで、つまらない仕事は水平に処理し、苦痛を分散させています。これは数学の勉強法に似ている。数学は分野が互いにつながっているので、同じ分野をいきなり深く勉強するよりも、いろいろな分野をまんべんなくかいつまむほうが効率いい。
例えば 10 個のプロジェクトについてコードを書いたり、レビューしたりしているとします。そうしたら、私はそれらを同時にやります。1 個のプロジェクトに何時間もさかない。
こうした水平処理は、仕事の効率を上げるためでなく、精神の苦痛をやわらげるためにとります。