中学生と高校生に向けて、中間・期末テストの成績をほんの少し上げる方法を解説します。試験の結果は努力と運に影響されてしまうので、ここでは「少し上げる」としました。
何日前から準備するべきか?
中間テストと期末テストは教科数が違うため、同じようなスケジュールで挑むと痛い目にあう。目指す点と過去の成績によって多少の差はありますが、それぞれの準備期間はこんな感じでしょう。
中間テスト … 5~7日
期末テスト … 9~12日
中間テストは 1 週間程度でなんとかクリアできますが、期末テストは 1 週間ではなかなかしんどいことになると思います。
期末は一般的に中間よりも範囲が広く、教科数が多いからです。音楽、技術、保健体育、情報といったサブ教科が入ってくるため、メイン教科にかける時間の割合が減ります。1 週間と言わず 2 週間程度は必要で、最低でも期末開始 9 日前には準備を始めたほうがよさそう。
中間と期末を同じように準備している方は期末を少し多めにとるだけで成績が少し上がるはず。
普段の勉強はどうするか?
学校の休憩時間をうまく活用してください。
眠いときは寝る、友だちと遊びたいときは遊ぶで OK ですが、「あー何もすることないなー…」という暇なときは次の授業の復習をしよう。休み時間を次の授業の準備にあてるだけで、次の授業の質がまったく変わってきます。実際にやってみるとすぐにわかるでしょう。
筆者も学生のときは中間・期末試験の成績が悪く、苦しんでいた時期がありましたが、休み時間(10 分)の半分(5 分)を次の授業の準備にあてたことをきっかけに成績が伸びていきました。これはぜひ試してみてください。
復習と予習はどうするか?
学校で習ったことを家で復習し、また次の日に習うだろうことを予習する、といった勉強は不要です。
学校の勉強はなるべく学校の中で完結させるべきで、そうしていかないと受験勉強との両立がだんだん困難になってきます。復習と予習をどうしてもやりたいという人は上述のように休み時間を利用しましょう。
面白い授業は聞いて、つまらない授業は読む
面白い授業は先生の声が頭にすっと入ってきます。しかしつまらない授業は先生の声が耳の鼓膜あたりでぶつっと切れます。
「つまらない、頭に入ってこない」と思ったら、先生の説明を無理に聞くのをやめて、教科書を丁寧に読むことをおすすめします。内職するのとは違いますよ。先生の説明の通りに教科書を読んでいくような感じ、勉強の意識を先生の声から教科書の文字に変える感じです。