連立方程式など 2 つ以上の式を中かっこでくくる場合、LaTeX では array というコマンドを使います。
\left\{ \begin{array}{l} y=x \\ y=1 \end{array} \right.
right の最後に「ドット」がついています。これを消すとエラーが出ます。ドットは left の後の左中かっこを閉じる役目を担っています。
数式を横にも並べたい場合
\left\{ \begin{array}{ll} y=a & (a=1) \\ y=1 & (a=2) \end{array} \right.
ここで array の隣の「エル」(左を表す)が 2 つになっていることに注意。数式を 2 列にしたいときは {} の中身を 2 つにします。{} の中身は
記号 | 意味 |
---|---|
l | 左寄せ |
c | 中央 |
r | 右寄せ |
に変えられます。
\left\{ \begin{array}{lr} y=a & (a=1) \\ y=1 & (a=2) \end{array} \right.
式の一部に上のような中かっこを使いたい場合は下のように書きます。
y= \left\{ \begin{array}{lr} x & (a=1) \\ x^2 & (a=2) \end{array} \right.