学校によって差はありますが、だいたい夏前後にかけて文理と科目の選択が行われます。著者の学校は秋に行われて、著者は物理と化学を選択しました。
高校2年生は英数から選択科目に少しずつシフトする時期
高校3年生の1年間だけで選択科目を東大合格水準までもってくるのは厳しいので、2年生の夏くらいから始めるべきでしょう。
文系だったら
- 世界史と日本史
- 世界史と地理
- 日本史と地理
のパターンがありますね。理系だったら
- 物理と化学
- 物理と生物
- 化学と生物
のパターンがあります。
予算のある方は大手予備校の夏期講習で一度選択科目の授業をとってみてはいかがでしょうか。学校の授業と違う切り口から科目を考えるのも面白く、なにかヒントが得られるかもしれません。
高校3年生になっても1日3時間という短い勉強時間を貫くためには、ここで英数を完成させた上で選択科目もある程度土台を築く必要があります。
高校3年生になって選択科目を始めた人はかなり厳しい勉強を強いられるでしょう。各科目への時間配分が適正に行われず、勉強の絶対時間を増やすしか方法がなくなり、そのストレスによって勉強効率が落ちるからです。
ポイント
- 英数に決着をつける。
- 選択科目もある程度伸ばしておく。
- 選択科目を後回しにした瞬間、現役合格はほぼ不可能になる。
高校2年生までは大手予備校の模擬試験に選択科目がなく、東大に合格するための総合戦闘力がわかりません。英語と数学と国語だけでは情報不足なため、高校2年生の夏と秋に高校3年生たちが受ける東大模試の受験を強くおすすめします。東大模試を通して選択科目の偏差値を知れば、その後の適切な勉強方針が定まるでしょう。
時間配分に注意してください。選択科目は大切ですが、英語と数学はあいかわらずもっと大切なので、
英語:数学:選択科目:その他(国語など)=5:2:2:1
くらいの比率が理想的です。