高校生になると自分の記憶力を客観的に把握できるようになります。私も英単語や歴史の年号はどうしても覚えられませんでした。一番きつかったのは古文の単語。
今回は記憶力が悪いと自覚している高校生に向けて、とるべき勉強法を解説していきます。
一日、一週間、一ヶ月単位で覚える
その日に覚えたものは半分以上が次の日に忘れています。そこで次の日に同じものをチェックしましょう。翌日の休み時間に自分のノートを見るという方法がいいですね。
二日間に分けて覚えると、記憶はそこそこ定着しますが、これでもダメ。一週間後にまたふりかえりましょう。月曜日の授業は次の月曜日に復習するという感じです。
これでようやく短期〜中期の記憶が定着しますが、ここから長期記憶に持っていくためには、一ヶ月後にまた同じものを復習する必要があります。
- 次の日に復習
- 一週間後に復習
- 翌月に復習
チェック欄のある参考書を使う
チェック欄がついている参考書がありますね。丁寧なものは二つも三つもついています。次の日に覚えていなかったら最初のチェック欄にバツをつけます。ざっとふりかえって「あ、これは覚えていなかったな」というのはすぎにわかりますよね。そこに一つ目のバツをつけます。
同じことを一週間後、一ヶ月後もやる。こうして三回チェックをつけて、記憶しているかどうかを厳密にチェックしましょう。
覚えたページに日付を書く
私はチェックと合わせて日付を書いていました。日付は一ページ単位で書きます。
例えば化学や歴史の図表は一ページ単位に小さな分野が区切られています。このページは水素、このページは酸素、このページは塩素といった感じで、ページがきれいに区切られている。
水素のページをざっと見て、すべて覚えていたらページ番号の隣に
◎ 7月24日
と丸と日付を入れます。これ、かなりおすすめですよ。私も実際にやっていたチェック法です。受験は「いかに勉強しないか」が勝負で、覚えているものをまた覚えようとする時間は徹底して省かないといけない。記憶力が悪い方は、ぜひこのやり方を身につけてくださいね。
ゴロで覚える
私はゴロゴ古文単語という本で古文単語を覚えていました。古文単語はこれとマドンナ古文が有名で、どちらも持っているといいですね。
化学の反応式などもインターネットで検索すればゴロがたくさん出てくるので、まずは「イオン化傾向 ゴロ」みたいに検索することを強くおすすめします。
ゴロはだいたいが無理やりです。でも、中にはドンピシャでしっくりくるものがあります。誰がこんな面白いものを考えたのか、というのが意外にあるので、まずは一回調べてみましょう。ゴロは平安京の年号だけじゃありませんよ!