時間を意識して勉強すると、記憶が定着しやすくなります。
一日、一週間、一ヶ月単位で覚える
その日に覚えたことの半分は翌日どこかに消えています。そこで、普段から「昨日に覚えたこと」をチェックします。
二日間にまたがる勉強は記憶の定着にかなり有効ですが、二日目に覚えたはずの半分は一週間も経つとなくなっている。一週間後も覚えたことをチェックし、復習しましょう。
同様に一ヶ月後もチェック。
次の日に復習
一週間後に復習
翌月に復習
記憶は短期、中期、長期にわたって消えます。ここでは一日、一週間、一ヶ月としましたが、人によって最適な間隔は変わります。
覚えているかいないかの目印を書く
勉強したことは翌日にチェックします。もし正確に覚えていなかったら項目や問題の隣にバツをつけ、覚えていたら丸を書く。
バツや丸と一緒にチェックした日付も記します。
「× 6/3」は、6/2 に勉強し、6/3 にチェックして覚えていなかったことを意味します。
復習はバツや三角がついたところを優先し、◎は無視します。上例では、6/3 にバツがついているため、例えば 6/10、7/3 に復習します。

日付を書かないと、いつ復習すればいいかわからない……。
問題ごと、というよりは小分野ごとにチェックする
化学、生物、世界史といった科目は小分野ごとに◎といったチェック記号と日付を記します。例えばアルカリ土類元素、染色体、フランク王国といった分野です。

英単語は、教材が速読英単語(Z 会)なら、見開きの文章ごとにチェックするといいですね。
それ以上細かくチェックすると時間がかかり、疲れます。チェック行為はあくまでもチェックにすぎず、エネルギーを無駄に使っていいところではありません。
参考書や問題集を買うときはチェックしやすいかどうかも考慮します。分野や項目がページごとに分かれている本はチェックしやすく、復習がはかどります。以下はチェックしやすい教材の例です。