地層は川から運ばれてきた土砂や火山灰などが重なってできたものです。「重なってできる」ことを難しい言葉で「堆積」ともいいます。
地層も結局は砂や土なわけですね。しかし積み重なっていくと、下にある層はどんどん圧縮されて頑丈な土地となるのです。
地層の変化
地層は長い時間をかけて変化します。変化には主にしゅう曲、断層、不整合の3つがあります。
しゅう曲…地層全体が曲がる
断層…地層に切れ目ができる
不整合…層がぐじゃぐじゃと侵食されている
しゅう曲
図のように地層が波のように曲がっていることを「しゅう曲」といいます。漢字で書くと「褶曲」となりますが、覚える必要はありません。
断層
断層は地層にある切り目です。この切れ目は土地全体の両側が押されたり引っ張られたりしてできます。
不整合
地層の変化では不整合が一番わかりにくいものです。不整合は、その土地が一度地上に出ることで起きます。
土地が地上に出てくる
→雨や風などによって土地が削られる
→土地が再び地下にもぐる
→新しい土砂が上に積もる
上図を見てわかるように、下の層がぐにゃぐにゃとしていますよね。これはこの層が一度地上に出て、長い時間削られてしまったためです。
削られた後、何らかの理由でもう一度地下に入り、別の層が積もって、上図のようになります。