進学校に行ったら(それまで成績が良かったのに)落ちこぼれた…という人がいます。ここでは中学からいい高校に進学した場合を考えます。
成績が下がった原因はその人にしかわかりませんが、競争の激化はまったく無視できない要因です。
進学校は勉強に熱心な人たちが集まり、必然的に競争が厳しくなります。そのため、中学までの努力が通用しなくなり、より効率的で、より長い時間が必要になります。
競争の激化
より効率的、より長時間の勉強が必要
わかりやすく言うと、より過酷な勉強が必要になる、ということです。それに気づけなかったり、拒否したりすると、落ちこぼれてしまうリスクが大きくなります。

頭が悪くなったから成績が下がった…と思う必要はありません。成績は相対評価です。
どうすれば状況は良くなるか?
落ちこぼれてしまったら、まずは勉強の時間を長くし、効率を上げる必要があります。真面目な学生は十分な勉強時間を確保していると思います。ここでは効率について考えます。
勉強の効率はさまざまな要因で決まりますが、成績が下がって苦しい状況に立たされた人にとって最も考慮するべき点は「気分」です。
勉強の効率を落とす代表的な因子
成績が強い下降傾向にあったら、劣等感の排除が第一に優先される。劣等感は別の劣等感を呼び、際限なく成長し、私たちの成長効率を容赦なく落とします。
劣等感にさいなまれる
イライラする
勉強の効率が落ちる
成績が下がる
劣等感にさいなまれる
という悪い循環は、「他人と比べず、マイペースに勉強する心の余裕」で断ち切れます。勉強の結果は、勉強そのものでなく、勉強するときの環境に強く影響されます。落ちこぼれてしまう前に、隣の人に負けても恥じない鈍感力をどうか身につけてください。
そもそも劣等感は意味のない感情です。

誰かと自分を比較しても意味はありません。人生は百年です。たった数年のたった数科目の点差を競うことに、人生を左右するほどの重大な意義があるでしょうか?