中国の過剰生産・過当競争は異常な域に達している。やりたいことと儲かることを区別しないせいで。

ブルームバーグの記事によると、中国共産党も過剰な生産能力と過当競争を問題視しているみたい。過剰生産と過当競争はまさに表裏一体。国内の企業が尋常じゃなく競争しているから、結果として過剰生産になる。

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だからといって、中国政府は電気自動車や半導体の開発で国内企業を少数にまとめようとはしない。競争を奨励するかのような受験戦争も続いている。私自身はこうした競争社会はいいことだと思っている。競争がなければ成長もない。

ただ、中国はあまりにも競争がすごい。電気自動車の分野でも、BYDはテスラでなく中国国内のメーカーと競争しているように見える。少なくとも価格競争ではテスラに勝ち目はない…。

ゲームはもう限界突破している感じ。家電も気づいたら中国製品で溢れている。BenQは日本に入ってきた当初、さんざんな言われようだったのを覚えている。でもプロゲーマーはBenQを好んで使うし、日本製のモニターはほとんど見なくなった。

競争がとんでもないから、当然製品の質はどんどん良くなっていく。そうして世界中に中国製品が流通する。これは50年くらい前に日本が世界にやっていたこと。

今、中国の若者は不景気と「努力が報われない」怒りを運動に変えている。引用した記事でも国内の反発について説明しているが、これは90年代の日本が通った道かもしれない。

日本と中国が同じ道をたどるなら、中国も学歴を軽視するようになり、競争から慢性的な停滞を目指す方向にいくのか? それは非常に悲しいし、おそらく中国にとって良くない現象だ。

果てしない競争を抑えるにはどうすればいいだろう。

資本主義は結局のところ勝者総取りで、競争している者は利益を奪われる。競争とは利益を破壊することだ。

中国は誰かが儲かると、みんなが一斉にそれに群がるようなところがあるらしい。らしい、というか、もうみんな知っているか…。この現象はアメリカや日本も同様で、だからこそ繁栄する。

しかしもっと重要な進化経路がある。それは新しい市場を開拓すること。開拓者になれば、利益を奪われる機会が減る。コピーではだめなのだ。

で、個人的にいつもいつも思うのは、なぜ優秀な人は半導体や医学、ソフトウェアに入っていくのか? すばらしい食器棚も寝具もほとんどないのに。マンホールは永遠にあの形で、一戸建てはペラペラの窓だらけ。永遠に停滞した市場があるように見えるのは、誰もが開拓者になるチャンスがあるということ。

優秀な人たちの「やりたいこと」と「儲かること」が本質的にずれているせいで、中国もアメリカも競争が異常な域に達している。